腰痛・首痛

 腰痛・首痛・肩こりの原因は主々様々ですが、その原因の多くは「胸椎」の硬さ、特に伸展ができないことに起因しています。
 胸椎とは、よくいう背中の部分のことで、腰の上で首の下の部分です。ここには12個の骨があり、それらの間の関節はもちろん動きます。屈曲・伸展・左右側屈・左右回旋等。
 伸展とは簡単にいうと、後ろに反る、ことです。胸椎はもともと屈曲(前に曲げる)が得意な関節で、静的ポジションでも後湾(背中が丸くなっている状態)しているもので、伸展は不得意な関節ではあります。が、この胸椎の伸展の動きがさらに年々動かなくなってくると、身体全体を反らそうとした動きをした際に(少しでも前かがみになった状態から戻す動作や、少しでも上を見るとき・ほか、スポーツをおこなっているとき・日常生活などでは、しょっちゅうどころか当たり前のように秒々に行われ動かしています)、首と腰のみで反らすことになり、その結果どんどん、首と腰に負担がかかり、首と腰の前湾が強くなり、椎間関節や関節突起、椎弓、椎間板(専門用語が多くスミマセン)、などに負担がかかりことになります。さらには、首・腰の反らす頻度が胸椎部よりおおいので、胸椎を反らすための筋肉よりも、首・腰を反らすためのその部位の筋肉をとても多く使うことになり、筋疲労や筋硬縮がおこり、それにより柔軟性も低下しさらにどんどん上乗せして筋肉系の傷害もおこりやすくなります。
 これら理屈理論を述べればまだまだいくらでもありますが、ようは、腰痛・首痛・肩こりは、その痛みの部位をいくら治療しても、その時はよくなるかもしれませんが、「胸椎」に「伸展」の動きをつけなければ、「根本的な解決」にはならないので、胸椎の伸展などの動きがよくなって動くようになればその分、首・腰への負担を減らすことになることが最善です。
 その胸椎の伸展を創るためにの方法は色々とありますが、それのどれを行えばよいのか、ではなく、様々な色々な方法を行えば行うほど、その解決に向かう可能性が高くなります。

 「胸椎の伸展」!
 これが、腰痛(首痛なども)と、さらには、競技能力パフォーマンスにとって、とてもとても大切なものなのです。
 が、ほとんどクローズアップされていないのが現状です・・

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 その胸椎の伸展を促す方法は色々様々あります。
 がその中でも最も効果的なものは、胸椎の伸展を促す器具を使うことです。

 これも主々ありますが、ストレッチポール系(これも色々種類がありますが、良いものとあまりよくないものがあります)、ミニボディブリッジ、PosturePro・・など。これらをもちいて胸椎の伸展を促すのですが、そこにもはもちろん「そのやり方」が「最も重要」なことです。。