報連相・・・ホウレンソウ
報告・連絡・相談
トレーナーにとって最も必要なものは「人間性」です。
といってもトレーナーだけではなくどの仕事をするにしても人間性は必要ではありますが。
トレーナーとして、どんなに「能力(知識・技術・経験)」があっても、人間性が欠けていては、人(選手)を相手にする仕事は務まるはずはありません。
報連相(ホウレンソウ)は、そのなかでも基本となるものです。
「報告」・・告げ知らせること。状況や結果について述べること。またその内容。
「連絡」・・別々のものの間のつながりあい。(人と人の・・)。つながりをつけること。
「相談」・・どうすればよいかなどについて、意見を述べ合ったり、意見を述べてもらったりして考えること。
しかし、このホウレンソウはこのように記せば人として当たり前にするべき行動範囲ではあるのですが、結構多くの人が多くの場面でこの大事な「ホウレンソウ」をしていないと思われます。
人は、社会といった団体で行動生活しています。無人島で一人で生活しているのではありません。チームや会社または選手とトレーナーそして家族、全てが団体です。その団体はその一人一人が勝手に自分の思ったことを勝手に行動していては成り立ちません。そこにはその団体の決めや意思疎通がなければその団体は成り立たず単なる個人になってしまいます。
人は人と話しをしてこそ意思疎通が生まれます。話しをしなければ分かりません。
自分の頭で考えていることは話しをしなければ、他人は一切何も分かりません。
メールや手紙でも伝わりますがそれは一方通行の繰り返しであり、細かなところの多くは伝わりあっていません。表情も声も分かりません。
直接、人にホウレンソウをすることにより、そこでまた新たな会話が生まれ、新たな発見があり、新たな考えが生まれたりと、人と人の意思疎通が生まれます。
選手とのホウレンソウ。
監督・コーチとのホウレンソウ。
その他そのチーム(選手)に関わる人全てへのホウレンソウ。
などが「常に」必要です。
ホウレンソウはけして(現)上司にのみするものではありません(これは絶対にしなければならない必須であるだけです)。
人間として生きている間は多くの人にするものです。人は自分ひとりだけの力で今があるのではありません。多くの人に支えられ助けられ協力されて今があるのです。それを忘れてはけしていけないと思います。これを忘れていまってる人も多いでしょう。
今直接関係している、今の地位を与えてもらった人、だけへのホウレンソウでは、「人間性」があるとはいえないでしょう。。。
「ホウレンソウ」はトレーナーとしてとても大切なものです。